二日酔いにならない方法

なぜ二日酔いになるの?

二日酔いはアルコールを分解する際にできる「アセトアルデヒド」という物質が体内に蓄積されることです。肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれなく、アセトアルデヒドが血液中に残留することで二日酔いになってしまうのです。
このアセトアルデヒドは毒性を持つ物質です。この毒性により頭痛や吐き気、胃痛や胸やけなどの二日酔いの症状を引き起こしているのです。

二日酔いの防ぎ方

飲みすぎない!適量を守る

これは基本中の基本です。お酒を飲みすぎてしまえば二日酔いになってしまいますよね。自分がどのくらいのお酒を飲んだら二日酔いになるのか、自分の限界を知っておくとセーブができるようになります。特にお酒を飲み始めた20代前半の人は自分の限界がわからない人もいるかと思うので、どれくらいならば大丈夫かというのを早くわかるようにしておくといいですよ。飲んだお酒の種類と量をメモしておくのが効果的です。
「ビールなら350mlを3本まで大丈夫」とかですね。
ただ、この二日酔いにならない量というのは体調や精神状態によっても変わってくるので、基本はやっぱり飲みすぎないことですね♪

食べながらお酒を飲む

空腹でお酒を飲んでしまうと胃の粘膜がアルコールに刺激されて荒れやすくなってしまいます。また、空腹状態の胃にお酒が入ることでアルコールが急速に吸収されて酔いが回るのが速くなってしまいます。
これらを防ぐためにはお酒を飲むときには食べ物を食べながら飲むことで、胃に入った食べ物が胃の粘膜をアルコールから守ってくれます。
また、タンパク質やビタミンB群が多い食べ物を食べるとより効果的に二日酔いを防ぐことができます。
タンパク質は肝臓やアルコール分解酵素の働きを助けてくれます。枝豆やチーズはタンパク質が豊富なのでおつまみとして実に理にかなっているのです。
ビタミンB群はアルコールの代謝を助けてくれます。枝豆にも含まれていますが、その他にも豚肉やレバー、まぐろやさんま等の魚、アーモンドや柑橘類にも含まれています。
おつまみを選ぶ際にはタンパク質とビタミンB群が取れる食べ物も選ぶようにしましょうね。

チェイサーを飲む

チェイサーとはアルコール飲料を飲んだ後に口直しとして飲む飲み物のことです。英語で追いかける者「chaser」が語源となっていてお酒の後を追いかけるよう飲むのでチェイサーという名前が付きました。チェイサーは一般的には水ですが、口の中をさっぱりさせるために炭酸水やお茶にすることもあります。日本酒の世界にもチェイサーはあり、「和らぎ水」と言い味覚をリセットしておいしくお酒を楽しむという効果もあります。
チェイサー(水など)を飲むことで胃の中のアルコール濃度を下げて、血中アルコール濃度の急上昇を防ぐのが二日酔い防止には効果的です。それだけでなく、肝臓がアセトアルデヒドを分解する時間を与えるために、お酒を飲むペースを遅らせてくれる役割もあります。
さらに、アルコールには利尿作用があるので実はお酒だけを飲んでいると脱水症状を起こしやすいのです。チェイサーや和らぎ水を飲むことで脱水症状を予防することができるという効果もあるのですよ。